暖かな陽射しに包まれ卒園式が行われました。
♪小さな○○ちゃん 大きく育ち 光を受けて 歩いてく♪ 胸が詰まって声にならなかったけど、心の中で歌いました。
素晴らしい先生方に出会い、しっかり体を育むことに集中し、目に見えない世界をたっぷり感じながら幼年期を過ごすことができました。今はただ感謝の気持ちでいっぱいです。
車の故障により、最後の一週間は三つの電車を乗り継いでの通園となりましたが、こうして柔らかな娘の手を握って歩けるなんてあとどれくらいかな?と、有難い機会をプレゼントされたように思いながら通いました。
歌うこと、体を動かすこと、絵を描くこと、お話を聴くこと、手仕事をすること、草花・虫・動物が大好きな六歳のあなたは、どんな小学生になるのでしょうね。胸を張って歩いて行きなさい。
園の通信に寄せて
「この園を選んだ自分の感性を忘れないように」 ー 入園した頃オイリュトミーの先生に言われた言葉をいま改めて噛み締めています。
近くに引越してまで入りたかった園、そして今は遠く引越した先から片道1時間かけて通う園。
何が私にそうさせるのか ー 答えは、子どもの本能をできるだけ邪魔せずに見守りたいという想い、そして同時に、私自身が日々学びたいという想いです。
すべて自らの意思で選んだこととはいえ、自主運営の園に三年間通うということは想像以上にたやすいことではありませんでした。運営の仕事に夢中になるあまり気持ちに余裕がなくなったり、家事が疎かになったりしたことも多々ありました。。それでも文句も言わず見守り全面的に協力してくれた家族がいたからこそ、毎朝一緒に歌いながら明るく通ってくれた娘がいたからこそ、ここまで来られました。
先生方から学ばせて頂いた、子どもを見守る様々な姿勢。色々なお母さん方と共に経験させて頂いたたくさんの運営のお仕事。思い残すことはないくらい充実した日々でした。
すべては私のわがままに過ぎなかったのかもしれないこの三年間ですが、娘にとっても、園での日々がどこかにひっそりと根付き、将来の見えない底力となってくれることを信じています。
私たちを支えてくれた全てに、心から感謝しています。ありがとうございました。
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